SNS医療のカタチTVウラ話

犬と病理医の陽気なおしゃべり、そして大垣書店京都本店・医書ビブリオバトルを盛り上げるオンラインPOP対決!

第7回 犬と病理医、医療情報の源流をたどる(医書出版社編・前編)

 はい、やってまいりました、ごく一部の皆さんから異様な人気を獲得している「犬と病理医」、第7回でございます。

 前回まで「ほむほむ先生」、「けいゆう先生」と現役バリバリの臨床医をお招きしてお送りしてきた当コーナーですが、今回は趣向を変えて「医療系出版社の営業さんと編集さん(2名)」をゲストにお迎えしてお送りします。

 犬(出版社勤務の編集者)と病理医(医師)の中間的存在? なの? 医療系出版ってそもそもどんな仕事なの? 一般書の出版とどう違うの? というあたりを中心にお話を伺えればと思います。

 それでは今回もいつものとおり、居酒屋の隣のボックスに座って聞いているような気分で、お楽しみください。

 

参考:

第1回 診察室を広げたい! 犬と病理医、小手調べ

https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/05/15/225842

第2回 『サプリ』とケア!? 犬と病理医、盛り上がる

https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/05/20/120000

第3回 犬と病理医、チャットで文献が出せる仏に出会う(ほむほむ編・前編)

https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/05/27/073000

第4回 ベーカー街のやさしい小児科医(ほむほむ編・後編)https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/05/29/073000

第5回 犬と病理医、脱線に付き合ってくれる外科医に出会う(けいゆう編・前編)

https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/06/03/073000

第6回 医者を使い倒せ! コミュニケーションのアップデート(けいゆう編・後編)

https://snsiryounokatachi.hatenablog.com/entry/2020/06/05/073000



■「何か面白いギャグをいっておいてください」

 

おはようございます。 テストテスト。

 

「どうもー奥さん、知ってるでしょーう、たらればです。ピザ食うかい?」

 

いいみたいですね。はい、ではのちほど。

 

パイじゃないのかよ。

 

お、はやいね。今回もよろしくお願いします。

【本日のお題です】

自己紹介

ヤンデル先生による「やさしい医療情報イベント」で医療系出版社にご協力いただく狙いと協力内容紹介

医療系出版社ってなに? 普通の出版社とどう違うの?

あやしい医療情報と本の関係 出版社の営業ってどんな仕事?

今回のコロナ禍で何か変わりましたか?

 

よろしくオナシャス。

 

本日もよろしくお願いします。始まる前にトイレ行ってくるので、何か面白いギャグいっといてください。

 

犬がトイレに去ったデー(Saturday)。 (※6月5日(土)に収録しました)

 

こんばんは!

 

はいこんばんは。

 

きみ、そのギャグが載るけどいいんだな。>病理医

 

編集次第では。

 

こんにちは。アイコンどうしたらよいかわからず。。。

 

(※土曜日に収録しました)って注釈つけてやる。

 

こんちゃーす!

 

少し早いですが、初めてしまいましょうか。 本日はよろしくお願いいたします。編集者のたらればです。

 

病理医ヤンデルでございます。

 

本日は医療系出版社にお勤めの二人(営業と編集)に来ていただきました。というのも8月23日に予定されているオンラインイベント『やさしい医療のカタチTV』にご協力いただくからなんですが、それについてはのちほど解説するとして、まずはご両名の簡単な自己紹介をお願いします。

 

■本は「やさしい医療情報」の主戦場のひとつ

 

医療系出版社で営業を長らくしております。唯一の自慢は47都道府県を仕事で訪問したことです。

 

同じく医療系出版社で編集の仕事をしています!

 

すげえな。47都道府県、全国の書店さんを回ったということでしょうか?

 

制覇かー。

 

書店さんや看護学校です。

 

編集者も取材でいろいろ回るほうだけど、47都道府県はないなー。

 

すげえな。

 

では続いてヤンデル先生から、「やさしい医療のカタチTV」で出版社の皆さんを集めた狙いとか、何を期待しているか、というあたりを伺えるとありがたいのです。なにしてもらうの?

sns-medical-expo.com

 

 

「医療情報のコミュニケーションを良くしたい」っていう大テーマがある『やさしい医療の世界』イベントに、出版社の皆さんを集めたのは、「医療情報の出し手」としての役割を担ってほしかったからです。

ただ、ほかにも理由があるな。純粋に、「書店のイベント」をやりたかったの。

 

ふむ。書店。

 

本を売る方のお仕事を単純に応援したかった。 これを機に何かできないかなって、本日いらしている方々にチロッともらしたの。そしたらすぐにノってくれた。

 

あなた、三省堂さんと組んでフェアやったり、書店と一緒にいろんな仕掛けするの好きですよね。

参考:

ヤンデル先生の『読んだらバズる ヨンデル選書』 | 三省堂書店池袋本店特設サイト

 

「本が好きだ」というのは個人の嗜好ですが、戦略の指向でもあるわけですよ。「できれば本を通じて何かを良くしたい」という方向性が、ぼくの中にある。

 

ふむふむ。

 

本を「届ける」人たちにリスペクトがあるからね。

 

なるほど。「本」というのは、「やさしい医療情報」を届けるうえでの主戦場のひとつでもあるからなあ。

 

うん、とても大きいと思ってますよ。 情報をどうアレンジして、どう届けるかにおいて、医者よりも出版社の方々のほうが、はるかに先輩だからね。

 

■普通の出版社とどこがどう違うの?

 

なるほどなあ。。 で、今回の「やさしい医療のカタチTV」でご協力いただくのも、本日おいでくださった2名も、医療系出版社ということなんですが、ええと、すみません、医療系出版社って、いわゆる一般書を出している出版社とどう違うんでしょうか?

 

医療情報を専門にしているわけですから、その分野においては、本を売る、は当然ですが、その目的のために、著者と編集者がその本にかけた熱量を同じかそれ以上の熱さをもって読者や書店へ伝えることだと思っています。格好つけてますね。

 

ふむ。ISBNコード(書籍流通番号)が違うわけではないんですよね? つまり流通方法は『週刊少年ジャンプ』だとか村上春樹の新刊本とかと同じだと。

 

そこ興味あるな。

 

同じです。医療系とよばれる出版社は約40~50社くらいありまして、一般書と同じく書店を通じて販売することがメインです。ただ、購入者が医療者や医療者を目指す学生というところが特長かと思います。

 

同じかー。

 

なるほど。卸先は書店なんですね。当たり前か、出版社なんだから。買ってもらう読者層が違うと。著者はほとんどが医師か看護師ですか?

 

おっ、書き手について。

 

そういや病理医も連載とかやってましたね。

 

ウフフ。

 

そうです。プロ(医師や看護師)が書いた本をプロの読者(医師や看護師)に対し、素人が売っています。

 

お、なるほど、おもしろい表現だなー。そうか、医療系出版社には、医師免許や看護師免許を持っている人はいないわけですね?

 

いませんー。いるところもあるとは思いますが。

 

出版社に医者がいるってのはあんまり知らないな。

 

会社によってはアドバイザーとして、医師や看護師と契約していますよね。

 

ええー! 初耳。

 

医療情報のチェックをお願いする、ということですか。

 

そうです。内容のチェックとか企画の相談とかいろいろ。 大半の医療系出版社に医師や看護師がいないのは、従業員の多くは「医療系出版社」に入りたいのではなくて、「出版社」で働きたい人が多いと思うので。

 

専門職が専門職に向けて書く、って構造、よくかんがえると出版の中ではマイノリティだな。

 

■「いい加減な医療本」についてどう思ってる?

 

なるほどなあ。ええと、現状の、書籍における医療情報について、どのような感想をお持ちでしょうか?

 

最近はSNSのお陰で、発売前、直後重版も増えてきましたね。いままでこんなことは無かったです。

 

編集さん!

 

編集者、営業に頼られがちだw

 

一般書(での医療情報のこと)ですかね? うーん、自分はプロユース(専門家向け)の本をメインでつくってきているので、詳しい制作体制とかがわからないのですが…いまはいろんな先生が一般書を出すようになっているのですごいなーと思っています

 

ぶっちゃけ、いい加減な医療本を出してるのって、一般書の出版社がほとんどだとは思うんですよね。で、なぜ一般書の出版社がいい加減な医療本を出したがるかというと、売れるから。

 

そうでしょうねー。

 

これはもちろん、第一義として「いい加減な医療本を出す一般出版社が悪い」なんですけども、そのいっぽうで、医療系出版社が、非医療者向けに、「真っ当な、よく売れる医療本を出してほしい」という思いもあるんですよね。

 

そんな感じはします。売り方が違うので難しいでしょうが…。

 

ここまで聞いてると、書籍に対する考え方が四者四様だなあ。

 

そうだねえ。>四者四様

 

■むしろ一線を画そうとしている

 

昔に比べると、いわゆる医療系専門出版社も、一般書をかなり意識しているとは思います。

 

ふむふむ。医療系出版社内で、「もっと、非医療者にも売れるような本を出しませんか」という話は出ないんでしょうか?

 

うちでは話しは出ないですね。むしろ、そことは一線を画そうとしています。

 

おっ、そうなんだ。

 

それはなぜでしょうか? 得意分野を伸ばしたほうがいいから?

 

そこは強いですねー。

 

そうですね。やはり専門出版社の強みは、そこに特化してきたからであって、医療者との関係性も作り上げてきています。そこでいわゆる一般向けの本をだしてしまうと、本来の読者である医療者のかたに、そっぽを向かれてしまうのではないかと。

 

この答えを聞いてわんちゃんはどう思うのかまじでしりたい。

 

■出版業界に革命が起こっている今だからこそ

 

これは業界向けによく言う話なんですけど、出版社っていま、革命の真っただ中にいるんですよね。業界構造がめちゃくちゃになりつつある。なにしろ流通経路がガラッと変わってしまった。そういう時に、どういう方向に進むかは、それこそこの先五十年の行方に関わると思っています。

 

どうガラッと変わったんですか? ふえたの?

 

出版界の全般的な話でいえば、激減しています。そこで、もちろん「新しい分野でがんばろう」という会社が多いんですが、「従来やってきたことをもっと丁寧に、もっと力強くがんばろう」という方向も、もちろんあるんだなあ、、、といま話を伺って思いました。

 

そうか、わんちゃんはそこにしみじみした感想を持つんだなあ。

 

そうですね。あと売上でいえば、電子書籍のマンガ部門は売上も利益も無茶苦茶増えて、それ以外は軒並みダウン、という感じです。

 

なるほど、販路ごとに上下があると。

 

販路を増やすため、ネット書店との付き合い方を医療系はものすごく検討していると思います。

 

そういえば、医学書の売り上げは最近どうなんですか? ダウン?

 

お、どうなんですか。

 

いままで、医療系書籍はあまり景気の波を受けてきませんでした。ただ、ネットの情報がたくさんあって、やさしい医療のように正確な物もふえてきています。それに今回のコロナ。かなり売上は落ちています。

 

つら…。

 

つら…。

 

■看護師は増えている

 

資料を貼っておこう。全国の医療従事者の数(一部)ね。

・医師 304,759人

・歯科医師 101,551人

・薬剤師 230,186人

資料:厚生労働省政策統括官付保険統計室「平成28年医師・歯科医師・薬剤師調査」

※医師・歯科医師は医療施設の従事者。薬剤師は薬局・医療施設の従事者。

 

・保健師 62,118人

・助産師 39,613人

・看護師 1,210,665人

・准看護師 347,675人

資料:厚生労働省医政局調べ。(H28)

https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/10-2/kousei-data/PDF/22010209.pdf

 

・理学療法士 771,398人

・作業療法士 421,361人

・視能訓練士 77,329人

・言語聴覚士 142,520人 

・義肢装具士 1,044人

・診療放射線技師 509,604人

・臨床検査技師 640,800人

・臨床工学技士 237,414人

資料:厚生労働省政策統括官付保険統計室「平成26年医療施設調査・病院報告」

※常勤換算の数値

 

・就業歯科衛生士 123,831人

・就業歯科技工士 34,640人

・就業あん摩マッサージ指圧師 116,280人

・就業はり師 116,007人

・就業きゅう師 114,048人

・就業柔道整復師 68,120人

資料:厚生労働省政策統括官付行政報告統計室「平成28年衛生行政報告例」

 

・救急救命士 56,415人

資料:厚生労働省医政局調べ。(H30.3.31現在)※免許登録者数

 

これが医療系出版社の想定読者、ということか。

 

売り上げ減少もだけど、専門情報のクオリティも昔より高くないといけないだろうから、たいへんだろうなあ。

 

あ、そうか、なるほど、医療が日進月歩なぶん、医療系出版社が扱う医療情報も進化が必要なのか。

 

看護師はいま120万人くらいですねー。

 

看護師って多いね。

 

(数年前の資料とならべて見ながら)増えてるんですね、看護師。

 

看護学校の入学者の年齢層が上がっていて、新入職=20代ではなくなっています。 なので、年齢では無くて、看護師歴、で本作りも考えていますね。

 

■一般書の編集者と、医療系出版社の編集者ってどう違う?

 

ヤンデル先生はさ、医療系出版社からも、一般書出版社からも本を出しているじゃないですか。どうですか、違いはありますか? 編集者の人柄とか、原稿料とか、社屋の雰囲気とか。

 

違いは正直わからんです。医学書自体も、ぼくという読者にとっては一般書とそこまで違いはなくて、どちらも「必要な本」。

 

ふむふむ。

 

対象こそ医療者に限定されているとしても、医学書の作り手が「もっと届かないかなー、もっと届かないかなー」って言ってるのは一般書の作り手と変わらないんじゃないかな。だから、「やさしい医療情報」では、ぜひ「届けるためのお祭り」をやってほしいなーと思ってます。

 

お、最初の「狙い」の話に戻ったな。

 

実際にはいろいろ違いもあるんだろうけど。

 

「もっと届かないかなー」というのは、医師や看護師に、ということ? それとも非医療者にも、ってこと?

 

……ぼくが見る限り、医書出版社の方々の「もっと届かないかなー」は、医療者に対してじゃないかな。

 

なるほど。

 

あ、そういえば「違い」をひとつ思いついた。(医療系出版社の編集者は)著者と読者、それぞれに対するつきあい方が一緒だね。そこに差がない。それがおもしろい。著者も読者もどちらも医療者だからかな?

 

そうか、ヤンデル先生にとって「医師」は同業者だけど、編集者越しに見た「読者」というスタンスの「医師」が見えたわけですね。

 

■「著者と読者」としての医療者と、その間に挟まる非医療者の意味

 

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(画像: Adobe stock)

 

医療者は、情報を本から得て、それを使って「非医療者に届ける」んだよな。

 

あーそれですね…。

 

うむ?

 

ふーーむ、面白い話になってきたな。つまり医療書の構造って、 医療者(著者)→一般人(出版社)→医療者(読者)→一般人(患者) という形で良質な医療情報の拡散を目指している、ということですね?

 

そうです。やっぱりまずは「専門書」として医療者の知識のアップデートとか、専門職へのサポートをしたいんですよね…。

 

ふたりおなじこと言ってる。なるほど。

 

「まだら」になっていると。

 

医療者→一般人(出版社)→医療者→一般人(患者)<こちらものすごく納得しました。

 

MADARA。

 

ゲームだなそれ。

 

KONAMI。

 

いやーそれいま、すごい感じてるんですよ、コロナで。

 

コロナで?

 

いまわたくし雑誌つくっているんですけどね。 雑誌って世の中的には情報収集的にはオワコン、インターネットだろってことで、世間では各学会からどんどんガイドラインのpdfがアップされ、随時更新されていくんです。

 

おお…。

 

でも、忙しい医療者がそんな毎日更新されるものを追えないと思うんですよね。

 

7○日で倍になるという、世の医療情報。

 

だから、少しタイムラグが発生しても情報を「整理して編集してまとめた」んです。そしたら、医療者の人たちに本当に心から喜ばれて、あっ、雑誌の役割ってこれじゃない? と思いました。

 

専門家(医療者)って、とかく口調や情報内容が専門的になりがちだけど、その情報伝達経路に非医療者(医療系出版社)が挟まると、実際には医療者向けだけど、最終的な出力先(「患者≒非医療者」)にとって、「やさしい医療情報」になりやすい傾向にある、ということかー。

 

整理して編集するからやさしくなってるんだ。

 

そういう情報でのサポートがまだまだできるんだなって…。

 

医療系の編集の人たちって本当によく勉強していると思います。。。

 

医療系出版社の編集者って、学会とかよく聞きに行くんですか?

 

行きますよー。

 

勉強しているなあ。。

 

編集者さんも営業さんもとにかく医療情報にはくわしいよね。

 

■出版社の営業って何するの?

 

ちょっと話は戻るんですけど、医療系出版社の「営業」って、主にどんな仕事をしているんでしょうか?

 

それ興味あるなあ。

 

一般書と同じく、書店へ訪問して、本の紹介をしたり、また、売り場のプロデュースなんかもします。

 

売り場のプロデュース!

 

書店さんに、「今度こんな本が出ますので、売り場を広くとってください」とお願いするわけですね?

 

そうです。書店員さんは医書の知識はあまりないので、いまは医療界のトレンドがこんな感じだからこの本が売れますよ、とかですね。 (自社の本だけでなく)他社の本を薦める営業マンはメチャクチャ多いです。

 

『ガイコツ書店員本田さん』読むと売り場の人ってほんと本にくわしいなーって感心するけど、さすがに医学書はなー。 

comic.pixiv.net

 

「他社の本でも関係なく褒める」というのは、出版関係者の美徳のひとつですよね。

 

他社の本。それすごいですよね。ほんとツイッターでよく見ますわ。

 

ここがちょっと複雑で出版業界の面倒なところなんですが、書籍の流通って、取次会社がメインで扱っているんですよね。書店さんには毎日、「お薦めセット」みたいなかたちで段ボールに入っている新刊本がドカッと届く。で、書店員さんは「原則としては」、その段ボールのなかから「これはいいな」と選んで、書棚に並べる。

 

取次。わかるようなわからないような制度だ。

 

出版社の営業は、放っておくとその「お薦めセット」に入らないような本、入っているけど書棚の真ん中には置かれないような本を「これいいですよ!」と薦めたり、事前に案内したりするわけですな。

 

ふむふむ。

 

医学書の狙いは、ベストセラーというよりロングセラーだと思っています。だから長く売れる本を紹介したいという思いは強いです。

 

ベストセラーよりロングセラー。確度の高い情報を長く提供し続けること…。

 

ある書店さんから、「本の人生は棚に差されてからだ」といわれました。だから、背表紙に手を抜くなと。

 

かっちょええなあ。背表紙。

 

一般的に、本は平積みを目指しますからね。

 

けどその書店員さんには「帯は邪魔だからすぐ外す」、っていわれました。

 

wwww  

 

 

 

すみません、今回こそはコンパクトにまとめようと思ったのに、もう約8000字。ぐぬぬ。そんなわけで、今回も前後編にわけてお届けいたします。後編は、ヤンデル先生が本を書く時に編集者とどう付き合っているかや、忙しい医師にそれでも書かせるコツなどを伺います。

 

構成・見出し たられば

 

後編はこちら↓

snsiryounokatachi.hatenablog.com

2020年8月23日オンラインイベント #SNS医療のカタチTV (やさしい医療の世界) /© 2020 SNS医療のカタチ/背景画像 Adobe Stock/Happy monkey